患者さんに規格の異なる薬を渡してしまい、帰宅された患者さんからクレームがあり自宅まで謝罪に行くことに。
もちろん調剤過誤はあってはいけないことです。
二重三重のチェックをしていても人間の行うことですからミスをゼロにすることは限りなく不可能です。
そのため、万が一調剤過誤をしてしまった場合は誠心誠意謝罪をするしかありません。
ただむやみに「申し訳ございませんでした」と謝るだけでなく心からの謝罪をすることです。
また調剤過誤に気づいた、クレームがあった場合は絶対に後回しにせず一刻も早く謝罪に行くようにしましょう。
患者さんの都合もあると思いますが、可能な限り当日に対応することが大切です。
もちろん謝罪に伺うわけですので、服装などの身だしなみにも気を使うようにしましょう。
謝罪のポイントは同じ言葉を何度も言うのではなく
「大変失礼いたしました」
「今後十分気をつけてまいります」
「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」
といくつか言葉を変えることで気持ちが伝わりやすくなります。
調剤過誤が起きた今後の対策
万が一調剤過誤が起きた場合は、なぜこのようなことになったのかをしっかりと説明する必要があります。
また合わせて調剤過誤が起きないようにどのような対策を行なっているかも説明するようにしましょう。
調剤過誤の対策、そしてなぜこのようなことになったのかを順を追って説明することで納得していただけるかもしれません。
また当然、今後の対応策についてもしっかりと説明するようにしましょう。
「今後〇〇さんのお薬のついては・・・」
と患者さんの名前を入れて説明することで患者さんの薬の対応であることを強調することができます。
また真剣に今後の防止策を考えていることを伝えることができます。
そして今回の調剤過誤についてその内容と謝罪の経緯をしっかりと薬歴に残すようにしましょう。
次回患者さんが来られたときに、先日はたいへん失礼致しましたと一言添えられるように情報を共有しておくことも大切です。
調剤過誤は本来あってはならないことです。
そのようなミスが二度とないように十分に気をつけるようにしましょう。